INTERVIEW
インタビュー

島田 哲朗

データソリューション部

コンピュータを含む環境を上手く設計することで、個人やチーム能力を自然に発揮できないかと考え、東京大学大学院 暦本研究室にてモバイルデバイスでのARを研究。2012年に卒業後、アクセンチュア株式会社のアナリティクス部署にて、通信、金融、アパレル、小売における数千万人規模の顧客データを分析・モデリングして、マーケティング、営業支援、商品企画、出店開発などへのデータ主導意志決定に従事。2017年12月より、トレタにて飲食店データを活用したビジネス構築に携わる。

萩原 静厳

データソリューション部部長

1979年生まれ。2005年東京工業大学大学院修了。株式会社リクルート各事業のビッグデータ関連案件に従事。2014年より株式会社リクルートマーケティングパートナーズにて「スタディサプリ」等の教育サービスのビッグデータ分析および、東京大学松尾研究室との「アダプティブラーニング」共同研究等の産学連携を担当。2018年トレタ入社と同時にデータソリューション部部長に就任。「トレタデータサイエンス研究所」所長を兼任。ビッグデータエバンジェリスト。

データソリューション部 島田哲朗 × データソリューション部部長 萩原静厳

飲食業界の未来を描きながら、自ら仮説を立てながらアクションを起こしていく。データサイエンティストとは、まさに21世紀的な働き方をする職業だと思います。

そもそも転職するつもりはなかったと聞きましたけど。
でも最初にトレタのデモを見たときに半ば心決まっていました(笑)。
萩原
島田さんがデータサイエンティストとして入社したのは、昨年(2017年)の12月ですね。
島田
はい。まだ入社して2カ月半(※収録時)ほどです。
萩原
営業日でいったら40日ぐらいですか。なのにもう大活躍で。トレタのサービスの状況はもちろん、トレタのデータの価値もしっかり把握されていて。新しい価値というのはこうなんじゃないかという仮説を立てながら外部のパートナーさんのところに自ら足を運び……。
島田
肝心のデータ分析に、あまり時間が割けていないような気がしますけど(笑)。
萩原
でもね、入社早々にそういうふうに自発的にいろいろと動いているのがいいなと。何か新しい価値を生み出してくれるんじゃないかなと期待しているんですよ。
島田
ありがとうございます。
萩原
そもそも前職はコンサルティング会社で、やはりデータサイエンティストだったんですよね。
島田
そうです。トレタよりもさらに大規模なデータベースで分析をしていました。2012年にGoogleのチーフエコノミストのハル・バリアンという人が、データサイエンティストは「21世紀で最もセクシーな職業だ」と言ったのをきっかけにブームになったという世の中の流れがあって、前の会社でも2013年にデータ分析の専門部署ができました。その時に異動して、そこからはずっとデータサイエンティストの仕事をしています。
萩原
セクシーになりたかったんですか(笑)。
島田
そうじゃないです(笑)。最近はAI(人工知能)がブームで、よくAIに仕事が奪われるとか、人間がAIに駆逐されるみたいなことを言う人たちがいますよね。基本的には僕はそうはならないって楽観視していて。それよりも危ないと思っているのは、AIを大量に運用する人たちと、AIを運用できない人たちとの格差や対立構造が明確化されてきて、AIを使えない人たちが淘汰されるという時代が来ることなんですよ。

萩原
使える人と使えない人との間のテクノロジーギャップですね。
島田
そういうAIを使いたいけれども使えない人たちと、AIの間に立って、どのように課題を設定してAIに渡せば価値を生み出してくれるかという通訳みたいな感じで、AIを使えない人たちを含めた世の中全体やチームの生産性や価値を高めていくような仕事がしたいって考えたんですよ。データ分析が目的じゃなくて、分析することでもたらされる価値が重要だ、と。
萩原
なるほど。そんな島田さんが、トレタに転職することになった経緯は?
島田
転職エージェントの方から紹介があって。トレタがデータ分析できる人を探しているけど、どういう人材が世の中に存在しているのかがわからないからカジュアルに話を聞いてみてくださいって。それで面接を受けたんです。
萩原
そもそも転職するつもりはなかったと聞きましたけど。
島田
ええ。でも、最初にトレタのデモを見せていただいたときに、半ば心決まっていたんですよね(笑)。
萩原
あ、そうなんですね(笑)。
島田
従来なら予約って熟練の人しか受けられなかったのに、トレタによって難しい予約作業がアルバイトさんでもできるようになった。トレタでテクノロジーギャップが解消されていることに、すごい感銘を受けたんですよ。こういうものを生み出す会社だったら、自分のやりたいことも実現できるのかも知れないって思ったんです。
トレタのデータで価値を生むというだけでは収まるような仕事ではないですよね。
多様な産業界のデータと掛け合わせると多様な未来が描ける。予約データは可能性の塊です。
萩原
僕が入社したのは今年(2018年)1月で、そのとき同時に「データソリューション部」が発足したんですが、島田さんをはじめ最初から自立的に動ける人たちが揃っていたので、立ち上げがすごくやりやすかった。
島田
僕のほか、すでにあとふたりいて。それぞれ指向性が異なりつつ、やりたいことを明確に持っているメンバーばかりですね。
萩原
島田さんは、もともとコンサルティングをやっていて、外との接点を作りながら戦略を生み出すということができるということで、データを外部とうまく繋げながら新しい価値を作っていくというところがフィットすると思って。そういうお願いをしたら、もうぜんぶ進んでやってくれて。
島田
そうですね。いまやっている業務をいくつかピックアップすると、まず分析の課題設定から、コードを書いて データを加工して示唆をレポートにまとめるところ 。それに、トレタのデータに価値を感じてくれそうな人たちのところに足を運んで、トレタのデータと先方のデータを使って新しいビジネスを起こせないか、みたいな事業開発に近いこともしています 。すでに十数社ぐらいになりますかね。
萩原
いろんな企業さまのところに出向いて、新しいビジネスの話をしていますね。
島田
新しいビジネスの話をしようとすると、どうしても3年後とか5年後ぐらいの未来をある程度見据えて話をしないといけないんですね。そうすると、飲食業界の未来がどうなっていたらいいのかっていう、根本的な課題なり目指すべき姿を共有した上でお互いが知恵を出し合ったりデータを出し合ったりする。そういうディスカッションになるんですよ。
萩原
トレタが持っているデータをいじくりまわして価値を出すというだけでは終わらない仕事ですよね。
島田
そうですね。飲食業界の未来を描きながらの仕事ということになりますね。そういう面でも、すごく面白い仕事だと思います。例えば、トレタは基本的には飲食の予約の情報だけなんですけど、POSの情報を連携していると、誰がどれぐらいの量を食べたか、みたいなものがわかりますよね。で、それを未来予測に使えたら食材の発注に使えるんじゃないかとか。
萩原
ああ。可能性ありますねえ。
島田
それに、予約情報というのは未来のとある時点で、この人がここにいるという情報なので、必ずそこに移動するという行為が発生します。すると、そこを最適化すればスマートモビリティみたいな新しい未来を、タクシーや自動車、電車とかの人たちと一緒に描けるんじゃないかとか。もう、考えだしたら本当にキリがない。可能性の塊なんですよね、予約データって。
食の豊かさを担保するものとして、トレタのデータ活用を推進していくことが目標です。
自立的な動きができるデータサイエンティストにどんどん参加してほしいですね。
萩原
ぼくたちデータソリューション部のミッションは3つあって。まず、データを使ってトレタのプロダクトを良くしようというのがひとつ。で、多くの飲食店にトレタを使ってもらうためセールスをデータで革新できないかという話がふたつ目。で、3つ目が、いま島田さんがやってくれているようなこと。つまり、データの価値をもっと広げて、外とつなげていこうということですね。
島田
日本はもともと食の多様性がある国で、食べたいものがあるときに好きなものが食べれられる環境がありますよね。それは、とっても幸せなことだと思っているんですよ。そういう食の豊かさを担保するものとして、トレタのデータ活用を推進していくことが目標です。トレタのデータを使っていくと小さい飲食店でも経営が安定して廃業しないみたいな、そういう飲食店のバックボーンを作っていけたらいいなと思っています。
萩原
やること、やれることはいっぱいありそうですよね。
島田
いま現在、データソリューション部は全部で5人ですが、まだまだ増やさないといけませんよね。
萩原
そうですね。明確に思っているのは、頭の中で半分は自分でイニシアチブとって何かをよくしていこうとか、会社のデータを通じて何かを起こそうと思っている、そういうふうな思考と行動をしてくれるような人を増やしていきたいと考えているんですよ。ずっと分析してました、というだけのデータサイエンティストだと、やっぱり事業会社だときついかも知れませんね。
島田
データサイエンティストってまさに21世紀的な働き方をする職業ですよね。20世紀の働き方ってゴールが明確で、何をやったらゴールにたどり着くかというのが基本的にはわかっていたので、そこに対して余計な雑音を全部はじいて、そこに近視眼的に集中させる環境があれば価値が出る世界観の働き方だったんですね。
萩原
そういう点で、21世紀的な働き方は明らかに違う、と。
島田
課題はあるんだけど、その課題を解決する方法もゴールもよくわからないという状況に置かれたとき、たとえば上司から見ても指示出しづらい。なので自主性が与えられるんですね。で、そのなかで、仮説を持ってアクションを自分で起こして、ダメだったら即座にやめて別の方法を試すとか。そういう働き方をしないといけない世界に来ているんじゃないかと思うんですよ。
萩原
指示される仕事だけこなしていけばいいという人は、おそらくトレタのデータサイエンティストには向かないかもしれない。
島田
そこに知的好奇心を持って、飲食というのはこういうことが課題であると。で、その課題のゴールはよくわからないんだけど、そのなかでもこういったものが恐らくその課題を解決するのに必要だろうっていう仮説を持って働ける人が来てくれるといいですね。
萩原
物事を動かしたり、そのためのデータをちゃんと自分で作ったり。場合によってはプロダクトに何か改善要求を上げたり、ね。そういう自立的な動きができるようなデータサイエンティストには、トレタにどんどん参加してほしいですね。

前の記事

山田 隆司インフラエンジニア

素直にすごいなと思える人たちと働いてきたのでモチベーションは常に高めでした。これからはインフラだけじゃなく自分の技術領域を広げていきたいと思っています。

次の記事

澤 遼平コマーシャル事業部 セールスグループ

数多くの商談をこなせるから経験値がスピーディに上げられました。今後はインサイドセールスならではの仕組みを作り上げていきたいと考えています。