INTERVIEW社員インタビュー
デザイナー

山田 亮

本質的なIssue(課題)を見失わずに、人々に本当に必要とされるサービスを作りたい

  • デザイナー山田 亮

    2011年、プロダクトデザイン事務所に入社。インダストリアルデザイナーとして雑貨・家具・家電等のデザインを担当。2015年トレタに入社。以来デザイナーとして飲食店超直前予約サービス「トレタnow」など、複数のサービスを担当している。

領域が変わっても、デザインが担う役割は変わらない

新卒で入社したプロダクトデザイン事務所で約5年間インダストリアルデザインを経験し、現在は当社で飲食店超直前予約サービス「トレタnow」のUI/UXデザインを担当しています。インダストリアルデザイナーからITサービスのプロダクトデザイナーへの転身と聞くと一見畑違いの様にも見えますが、個人的にはデザインする領域が異なるだけでデザインが担う役割はあまり変わらないと思っています。

基本的には課題を見つけて、その解決に向けた適切なアウトプットを考え、最適化しながらディテールに落とし込んでいく。最終的なアウトプットがツールなのかシステムなのか等の違いはあっても、デザインが課題解決の手段であるということは変わらないと考えています。

インダストリアルデザインを行なっていた頃から、常に使う人のことを考えながらデザインのディテールに落とし込んでいました。例えば子供が使う製品なら角を落として怪我しにくいようにするべきだろう、扇風機ならどんなボタンが押し心地がいいんだろうか、など。使う人の視点でデザインと向き合い続けているうちに、「これは誰にとって必要なものだろう」「そもそもこれは必要なモノなのだろうか」ともう1段階深く考えるクセがついたと思います。

もともと、人が喜ぶリアクションを見たいというのがあって。私にとってデザインは人に喜んでもらうための手段や方法でしかなく、全体を横断的に見ながら目的に対する解を見つけることにとても興味がありました。なので、仕組みやサービスをデザインすることができるITの世界には非常に心が惹かれていましたね。そんな中、当社の既存プロダクトを見てユーザーから本当に必要とされているものを追求しながら真に使えるものを作っていると感じたんです。デザインに理解がある会社なのだと思い、入社を決めました。

 

 

トレタに入り、課題解決のための提案幅が広がった

トレタに入社して最初に担当したのがウェブ予約システムのリニューアルでした。それまでウェブページやガラケーでの表示を意識して作られていたものを、スマートフォン対応に向け新しく作り直すという仕事です。

ものすごく面白かったですね。ウェブ予約を使う人は一般のユーザーなので、私は自分の使いやすさをイメージしながらデザインを考えていたんですが、トレタで求められる発想は全く違ったんですよ。「お店にとってどんなメリットを生めるのか」という強い視点で、飲食店にとって良い予約が入る体験そのものを設計する発想にはとても衝撃を受けました。
例えば予約者にとっては多少面倒と感じる使い心地だとしても、飲食店にとって予約時に店舗情報を的確に伝えることができ、蓄積された予約情報をもって来店時にベストなサービスをお客様に提供できるような仕組みでないといけない、など。

こういった経験を通して学んだ徹底的な顧客目線やIssue first (課題ありき)の視点は現在の仕事にも活きていると思います。例えば今年3月に新しく出したコンシューマー向けサービス「トレタnow」を作るときも同様で、やっぱり飲食店が使えないものを作ると永続的には使ってもらえないし、その様なサービスなら一般のユーザーにも満足はしてもらえない。真に人々に必要とされるサービスを作りたいので、真の課題からぶれないようにと日々心がけています。こういった視点は、インダストリアルデザインをしていた時よりも当社に入社してからうんと研ぎ澄まされたと思います。

デザインの対象が物理的な製品からITサービスになったことで、課題解決できる幅や引き出しを増やすことができました。例えばインダストリアルデザインではボタンの色を考える時に、素材から色を選択するか塗装で色をつけるかなどを検討します。一方、UIのデザインではコードを書き換えれば色はすぐに変えることができるし、押した時に色を変えることだって簡単に実現できます。物理的な制約を飛び越えて体験をデザインできる楽しさを日々体感しています。

 

好奇心こそがデザインの領域を拡張していく

デザイナーとして大切なのは、好奇心旺盛に何事も面白がることだと思っています。
私自身がそうだったのですが、ある領域における専門性みたいなものはツールが進化している中でこれからはあまり重要視されなくなってくると思うんです。ツールの使い方は一生懸命インプットすれば簡単に飛び越えることができますから。

極論、デザイナーとして求められることは課題解決という目的に対し最適なアウトプットができるかどうかなのではないかと思います。そうであれるように、私自身も日々視野を広げ続けていきたいし、周りのメンバーにも現在の自分にない思想やアイデア持った人がどんどん増えていくと嬉しいですね。自分の知ってる世界の中で答えを探すのではなく、本当の課題解決のために常に視野を拡張しながら新しい答えやアイデアを見つけ出していきたいんです。

自分の視野を広げるときって、楽しい瞬間だけではないですよね。もしかしたら、今まで自分が正しいと思っていたことがそうではなかったと認めないといけない時もある。でも、そういう瞬間にネガティブな気持ちで取り組むのではなく「おかげでプロジェクトや自分をアップデートできた」と思えるかがとても大事だと思うんです。大変だったり、面倒だと感じることがあっても、それを面白いと言える人は幸せになる能力が圧倒的に高いんじゃないかと個人的には考えています。

私自身、どんな時も好奇心を持ち面白がりながら自身のデザイン領域を拡張していきたいです。ユーザーに真に必要とされ愛されるサービスを作り続けていくために、どんな時もIssue(課題)を見失わずに取り組み続けていきたいですね。

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