遠山 啓之氏がトレタO/X アドバイザーに就任しました
外食DXで飲食店の課題解決に貢献する株式会社トレタのトレタO/X アドバイザーに、遠山 啓之氏が就任したことをお知らせします。※トレタO/X （読み：トレタオーエックス）
当社では、2013年の創業時より飲食店向け予約／顧客台帳サービストレタ®の提供を通じて、IT化による外食産業の課題解決に取り組んでまいりました。コロナ禍を第二創業期と位置付けて事業ポートフォリオを強化し、飲食店の電話予約をAIで自動受付する「トレタ予約番」や「トレタ AIるすでん」、来店スタンプカード「トレタスタンプ」などの新サービスをリリースを続けると同時に、飲食店向け店内モバイルオーダー「トレタO/X」の実証実験を展開してまいりました。新型コロナウイルスの感染法上の分類が5類に引き下げられた2023年5月8日には「トレタO/X」（パブリック版）を正式にリリースし、アフターコロナ時代の新しい飲食店経営を実現するさまざまなサービスを提供できる体制が整いつつあります。
外食業界においてもデジタル化が迫られていますが、安易な業務のデジタル化では、日本の飲食店の魅力である「おもてなし」が損なわれるリスクが存在するのも事実です。売上減、人手不足、物価高騰など、山積する課題を解決するためにDXは不可欠ではあるものの、デジタル環境における新しいおもてなしのあり方を見つけなければ、日本の外食の新しい未来は拓けません。特に現場のありようを根底から変えうる店内モバイルオーダーの領域においては、機能開発だけでなく、現場オペレーションの再設計が大切であることを、当社はトレタO/Xの実証実験を通じて学んでまいりました。
そこで、トレタO/Xのサービス向上と、導入店舗における成果の最大化を実現するため、遠山氏をアドバイザーに迎えることといたしました。遠山氏は、株式会社グローバルダイニングや株式会社プレジャーカンパニーにおいて顧客サービスやホスピタリティ業務に携わり、20年以上にわたって接客やスタッフ教育に取り組んでこられました。接客に関する著書も執筆されるなど、業界における接客サービスの第一人者として活躍を続けられています。遠山氏の経験や知見に基づき、トレタO/X（パブリック版）のUI/UXのアドバイスや、導入する飲食店に対する店舗オペレーションの監修などを行っていただく予定です。
■遠山 啓之氏について
株式会社トレタ トレタO/X アドバイザー
遠山 啓之（とおやま ひろゆき）氏
株式会社LEAD LIVE COMPANY 取締役副社長
一般社団法人レストランテック協会 顧問
自称「サービスオタク」株式会社グローバルダイニング、株式会社プレジャーカンパニーと飲食業界の現場で20年以上接客と教育に携わり、2020年11月、株式会社LEAD LIVE COMPANY創業。「見えない接客の見える化」「誰でもわかる！すぐできる！」をテーマに、研修やセミナーを年間100件以上のペースで開催。学校の臨時講師、大手通信企業接客研修など、業界・業種を超え活躍中。
著書に「サービスのチカラ 店長マネジメント編」「サービスのチカラ 今からできる！笑顔のアクション接客編」がある。
【遠山氏より】
人生の半分以上を飲食業界・接客に捧げてきたきた私は、マニュアルに支配されていく日本の接客に対する危機感を持ち、「これからはより魅力的（人間的）な接客が求められる時代が来る」と感じていました。トレタも深く関わるカンファレンス「FOODIT TOKYO 2018」でその思いは更に強まり、翌年の「FOODIT TOKYO 2019」では、接客における「聖域」であったオーダーの領域にオーダーキヨスク・モバイルオーダーなどのテクノロジーが入ってくることを知り、「テクノロジーと接客をいかにして融合させるか」を考え、未来の接客に向けて模索を続けてきました。それから約3年の活動の中で、顧客をファンに変える魅力的な接客をしているスタッフは、オーダーテイク以外の時間の使い方・言葉遣い・所作などに人間臭さがにじみ出ていることを発見し、その分析と可視化に取り組んでまいりました。しかしそんな矢先にコロナ禍を迎え、誰も「テクノロジー×接客」の未来の形をイメージできないまま、「非接触」を旗印にテクノロジーの導入が加速度的に進んでしまうことに危機感をおぼえるようになりました。そこで「接客の未来の形」を提言することで、私を育ててもらった飲食業界に恩返しをすると決意しました。
ちょうどその頃、アプローチは違えども同じ未来のイメージを持つトレタ代表の中村さんからトレタO/Xの構想と、オーダーがデジタル化された世界における接客の新しいスタイルに対するアドバイスが欲しいとの相談を受けました。
トレタO/Xは、既存の簡素なモバイルオーダーとは一線を画し、お店のコンセプトを表現するべく進化を続けてきた「紙のメニューブック」の魅力をデジタルで再構築し、お客様の手元にワクワクを届けることのできるツールです。オーダーテイクはトレタO/Xに任せながら、スタッフは本来の人間臭い接客に集中する（意識して伸ばす）ことで、昔ながらの心温まる魅力的な接客を、次の領域に引き上げてくれるものと確信しております。私がこれまで培ってきた接客の経験・理論・データをもとに、その実現に尽力して参ります。どうぞよろしくお願いします。
■代表取締役 CEO 中村仁より
私が尊敬するサービスパーソンである遠山氏を当社のトレタO/X アドバイザーに迎えることができ、とても心強く感じております。遠山氏はサービスに対する熱意や愛にあふれる一方で、デジタルに対するスタンスが非常に柔軟であり、アナログなやり方に固執せず常に新しいサービスのあり方を考えることのできる、極めて稀有な飲食人だと思っています。これまでもトレタO/Xのサービス開発や店舗への導入などには助言などをいただいてきましたが、これから遠山氏がアドバイザーとしてトレタO/Xのプロジェクトにより深く関与していただくことで、当社のデジタル技術との掛け算が生まれ、これまでになかった新たなおもてなしを創り出せることに胸が高鳴る思いです。遠山氏とともに、飲食店のみなさまに価値の高い新たなおもてなしのあり方をご提案してまいります。これからの今後のトレタの展開に、ぜひご期待ください。
「外食の未来を、アップデートする」をビジョンに掲げる株式会社トレタでは、当社のテクノロジーと遠山氏の豊富な経験と知見を融合することで、アターコロナ時代の新しいおもてなしの創出を目指し、遠山氏とともに、外食産業に貢献してまいります。